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定刻の10時、司会の山田理事によるアグネスチャン氏のご紹介で記念講演はスタートしました。「コープかがわの皆さん、かがわ虹の会の皆さんおはようございます。このような大切な機会にご案内頂きましたこと、誠にありがとうございます。」 ―私の少女時代― ボランティアとの出会い 私は、何も聞こえない子どもだったのです。香港に生まれて、普通の家庭で育ちました。 周りには、いろんな人が生きている、自分よりずっと辛い思いをして生きている人がいるのに、そんなことは考えもしなかったし、そ の存在さえ知らなかった。でも私は、幸いある出会いによって、世界がうんと広がりました。当時の香港では、家がない子もたくさんいたのです。だから屋根の下で寝ているっていうのはすごいこと。これがどんなにすごいことなのか、難民の子と会うまで知りませんでした。難民の子の食べ物は生ゴミでした。必死に食べている姿を見て、最初は涙がとまりませんでした。私には、親や兄弟がいるし、学校にも行けた。１人ぼっちで病気になって悩んで死んでしまうこともない。そう考えると、私はすごく恵まれていたんだと気づきました。ボランティア活動のおかげで、私は生まれて初めて周りの人たちのことを一生懸命考えるようになりました。 |
| 世界の子どもたちを守りたい 私はこれまで戦中、戦後の国をいくつか訪問しています。スーダンの南部に行ったのは１９９９年夏のこと、日本ユニセフ協会大使に任命されてからです。スーダンの人々は、本当に戦争しか知りません。４０年以上も断続的に内戦が続いているため、戦中の中で生まれ、戦争の中で亡くなっていく命もたくさんあります。７万人の子どもたちが、少年兵士として戦っています。戦争が終わらないと、子どもたちの幸せは訪れません。「平和がほしい。普通の生活がしたい」いろんな国で出会った子どもたちが、口をそろえて私に一生懸命訴えてきた伝言です 日本ユニセフ協会大使 アグネスチャンのメッセージ 「世の中には、まだまだ本当に弱い声で、いくら叫んでも聞こえてこない子どもたちの声がたくさんあります。私たちは、そういう子どもたちの声になるつもりです。一緒に活動してくれませんか？」たとえ自分ひとりの力は小さくてもみんなが集まれば大きな力になります。みんなで世界の子どもたちのために頑張りましょう。 最後にみんなでアグネスチャンの歌にあわせ手話で歌いました。 「しあわせの花を咲かそう・・・ 心の中に いくつも ささやかでも 私たちは この世に生まれたから・・・」 ■プロフィール アグネス・チャン（AGNES CHAN） 歌手・エッセイスト・教育学博士［ph.D］香港生まれ。1972年「ひなげしの花」で日本デビュー。上智大学国際学部を経て、カナダのトロント大学（社会児童心理学）を卒業。 現在は芸能活動ばかりでなく、エッセイスト、大学教授、日本ユニセフ協会大使など、知性派タレント、文化人として世界を舞台に幅広く活躍している。 主な著書／ 「みんな地球に生きるひと／Part1・Part2」他  記念講演会終了後、日本ユニセフ協会 香川県支部とコープかがわユニセフボランティアWaのスタッフの皆さんと記念撮影 |
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コープかがわ40周年・かがわ虹の会20周年記念講演会／
40周年記念コープの秋まつり
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