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折り紙で遊ぼう!ガンバレ!受験生るんるんクッキング

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司会 まず、馬越理事長に 40 周年の想いについて お願いしたいと思います。
馬越理事長 生協というのは決して我々だけで 成り立つているのではないですね。組合員、取引先 の皆さん、そしてそれを支えていただく職員。しか しそれだけでもいけない。我々はいろんな分野で、 いろんな方々のお世話になっているわけで、行政 や県議、国会議員の方々、広く香川県全体の人た ちに支えられている。
このような多くの人たちに 支えられての 40 周年。 香川県全体の人たちに感謝 と更なる発展を誓いあう一年にしようではないか、 ということで 40 周年のさまざまな取組みをさせて 頂いた。重点は組合員の皆さんに、どう感謝の気 持ちを伝えるか。宴の後、何も残っていないのでは なく、魅力ある生協づくりのために、魅力あるコ ープのために、組合員のための全体企画と、また 各エリアで皆さんにも独自企画として取り組んで いただいた。みんなの心に、あの時は!と、ちょっ とした思い出が出来ればという願いを込めて。そ して取引先の皆さんのために感謝の集いを、そし てユニセフ香川県支部の設立以来の念願でしたア グネスチャン氏をお招きしての記念講演。これは 平年ではなかなかできない企画です。当初から支 えていただいた多くの皆さんに感謝の心を、そし てそれぞれの集いを通じて、更なる発展を誓い合 った1年じゃなかったかなと思います。
40周年記念イベント     
山田理事 南部エリアでは「にこにこ家族」をテーマに取り組みました。組合員さんと家族、地域の方々と職員と一緒に一日楽しく賑やかに過ごしたいと企画をしました。健康体操、ニュースポーツ、遊びのコーナーなど各分野の協力を頂き、地元仏生山ということで昔話もしていただきました。
バザー、ゲーム、皆さんと一緒に参加したパン食い競争やお楽しみ抽選会では多くの方々に楽しんでもらい、喜んでもらいました。日が近づくにつれ力作のニュースを手にどうやって広報するか苦労もしました。当日、職員と歌った生協の歌「一人じゃできないこともみんなが力を合わせればどんなことでもできる」、みんなで創りあげみんなで参加したことはその後の活動の大きな力となりました。秋まつりも感謝を込めてイベント企画をし多くの組合員さんに喜んでもらえました。40周年開発商品あんパントリオの誕生にも委員会で参加することができ大変良かったと思います。みなさんのおかげで充実した一年になったと思います。
森理事 善通寺エリアでは「コープ大好き善通寺」をテーマに、コープはみんなの元気発信源ということで、第一弾が「サマーコンサート」、第二弾が「委員会おすすめコープ商品試食会」を企画して取り組みを行いました。サマーコンサートは出張音楽隊グリーンサラダさんによるピアノ曲を
取り入れた組合員参加の演奏会にしました。市民会館ホールいっぱいの組合員参加者と実行委員会の皆さんが一緒になって盛り上がったコンサートになりました。また委員会のおすすめ試食会は秋まつりと同時開催にし、200食の試食品もあっという間に無くなる盛況ぶりで、コープ商品の良さをたっぷりと実感して頂けた試食会になったのではないかと思います。今回40周年の企画をエリアで計画するにあたり、本当にいろんなことで悩みも多かったです。一つの計画をやり遂げるまでの期待と不安で・・・しかし参加された方々から、「大変よかった」「本当に楽しかった」「また企画してね!」という声を聞くと、実行してよかった!という達成感と各実行委員会の皆さんと一緒に時間をかけて取り組んだ充実感を感じる事ができました。職員と実行委員会のみんなに一体感が生まれ、とても充実したエリア企画になったのではないのかと思っています。
丸山理事 大川エリアではとにかく地元の方と組合員があつまってワイワイガヤガヤやろう!と企画しました。40周年ということで組合員さんと職員に感謝しようと。正直言いまして何か行事をしようとすると運営委員さん自身が楽しめない事が多いので、運営委員さんの手間を最小限にしよう
とスタートしましたが、やはりいろんなことでご協力していただいて、むしろいつになく盛況ぶりで組合員さん中心の文化祭となりました。地元の方達はいろんなサークルで歌やダンス、太鼓等の練習をしていますが、発表の場というのがないんですね。そうした発表の場を提供して、組合員さんと一緒にふれあい楽しんでもらいたくて「ふれあい文化祭」を企画しました。そしてもうひとつの理由は、大川エリアは一店舗だけですので、東の方では委員会で商品を紹介したくてもできないので、とにかくコープ商品の紹介をしようと、他のエリアを参考にして準備したのですが、予想以上に参加者が多く、数が少なくてお昼前に完売してしまいました。もっと多くの人たちに試食していただいてコープ商品の良さを紹介したかったなと思います。そして、大抽選会で、当初参加して下さった組合員さんに一人残らずコープ商品を当てていただこうという企画をしたんですが、600人の予想が1500人くらいご参加を頂き何も当たらない方が出てしまいました。こうした機会を利用して、コープは商品供給だけでなくエコ基金など社会貢献もしていることを、もっと知っていただきたいと思います。本当に天候にも恵まれて、盛況で、大きな感動も手に入りました。
香川理事 坂出エリアでも40周年記念産地工場バス見学が組合員さんに好評でした。大山乳業と神戸六甲アイランドへコープ商品の見学に行きましたが、遠方への工場見学は、なかなか機会もなくて、普段自分たちが共同購入やコープの店舗で買うコープ商品がどのようにして作ら
れ、運ばれて手元に届くまでを皆さん大変関心を持って学習され、とてもいい工場見学になったと思います。又エリアの40周年記念企画では中部エリアとの合同で、テーマ”ふれあいの輪・家族の輪・コープの輪”のもと、綾歌町の総合会館アイレックスで盛大に開催する事が出来ました。ママさんコーラスの皆さんや、奇術クラブの皆さん、キッズダンスの子ども達等にも参加してもらいました。日曜日での開催であったため、本当に多くの家族連れで賑わい、一緒におもちゃ作りや文化教室に親子で興じる姿が微笑ましかったです。また、40周年見直し商品であるコープ冷凍うどんをバザーコーナーで販売しましたが、昼過ぎには600食を完売して大変ご好評を頂きました。大ホールでは、ふれあい音楽祭とふれあいお笑いショーを開催しましたが、オープニングを讃岐国分寺子供太鼓で飾ってもらい、四国学院大学のハンドベルの皆さんやSKGジャスオーケストラの皆さんの素晴らしい演奏が続きました。また、テレビでお馴染みのB&Bとまちゃまちゃの登場には、会場内が笑いに包まれて、小さいお子さんから年輩の方まで楽しんでいただいて本当に良かったです。サポーターの皆さんや職員・協力業者の方の支えが何よりだったことも当日のスムーズな運営と事故のないイベントで終えられた原動力でもありました。皆さんの想いを言葉にしていただいた様々な企画が、言葉を形に出来た企画となった意義ある一日でした。
中西センター長 センターではエリアリーダーが中心となって担っていったわけですが、実行委員会との調整部分や会議、準備などできる限り委員会の負担を軽減できるように努力をしました。 回を重ねるごとに実行委員会が主体的に行動して、活動にまとまりを見せていった様は、
まるで理想のセンター像のように思えました。推進したエリアリーダーの感想が大変印象的でしたのでそれをご紹介したいと思います。「大変な努力の要ることですけれど、一段一段積み上げることの大変さと充実感を味わいました。また、その後のアンケートや配達時においてさまざまな意見、生協への期待の声に触れまして、改めて生協の存在意義、組合員活動の中で自分の仕事にやりがいと誇りを感じた」この言葉が一番嬉しかったです。
司会 ありがとうございました。その他にも各エリアさまざまの取組みがなされています。中部エリアでは小豆島の5周年、丸亀エリア、東部エリアそして三豊エリアでは40周年の記念レシピ集が各組合員さんのメニューで作成されています。40周年を振り返って今後どんな課題があるのかについて木村常務理事お願いします。
木村常務理事 40周年企画は、本日ご参加の森理事、山田理事そして職員も交えて05年7月に話し合いをスタートさせました。企画の目的は「感謝」と「更なる発展を誓い合う」ことでした。これまでのお話のように、全体企画、エリア企画と多彩に取り組まれ、幅広いご参加を頂きまし
た。写真で振り返ってみても、ご家族を含めて多くの方に楽しんでいただけたと思います。職員にとっても大変さもありましたが、それ以上に達成感や感動の方が大きかったようです。コープで色んなことができる、参加して良かったという実感が地域に広がり、仲間作りや様々な社会貢献活動などにも繋がれば、更なる発展という当初の目的にも適うのではないでしょうか。
07年政策大綱     
木村常務理事 07年度は、2005年度からの第7次中期5ヵ年計画の3年目、中間年です。05年度は、店舗の統廃合、共同購入の物流施設の新設など施設面での改革を完成させました。06年度は40周年として組合員参加が大きく広がりました。そして、07年度は2年間の取り組みの成果をより確かなものにして、更にステップアップを目指したいと思います。第一は、仲間づくりと社会貢献です。現在県下の43%の世帯がコープに加入いただいていますが、3年後には50%を目指しています。助け合う組織が県下に更に広がることで、環境、平和、高齢者支援、子育て支援などの活動も広げていけると思います。第二はコープの魅力を更に広げることです。組合員の声を中心にした事業運営、食の安全・安心、少子高齢化に対応した商品とサービスの拡大をすすめてまいります。第三は健全な経営です。店舗事業の確立、共同購入事業の効率化、そして若年層が減少する中での人材確保と人材育成がその中心課題です。より具体的には、今後のエリア別総代会議、総代会などで論議をすすめていく予定です。
07年度の抱負と生協への想い     
司会 ありがとうございます。07年度政策大綱、そして各エリアと一緒になって生協活動発展のために各人のそれぞれの想いを・・・
山田理事 07年度はコープの組合員活動には色々な取り組みがあることをもっともっと多くの組合員さんに広めて行きたいです。子供連れでも大丈夫。経験豊かな組合員さんも参加して下さいね。交流を通して楽しく元気よく活動していきたいです。組合員さんの声を大切に06年度より少しでもステップアップして、魅力ある活動を、みんなで創りあげたいと思っています。
森理事 07年度は環境学習を取り入れて学ぶ機会を取り入れたいですね。商品を使って組合員に大変好評なんですが、特に人気のバス見学も今年企画に入れたいと思います。学びやレクレーションを通じて活動の輪を広げられたらいいなと思うのと、魅力ある組合員活動になるように、組合員の声を大切にして、みんなが元気で、活気ある内容で組合員活動をやっていきたい。生協に関しての期待としては、時代の環境が変化していく中で、やはり組合員は生協の力。それを最大限活用していくべきでしょうね。以前からの組合員も若くて新しい組合員も共に向上をはかれるような、新しい活動を通してコープの魅力を最大限活用し、これからの元気なコープをお願いしたいです。
丸山理事 06年度は皆さんと一緒に活動してきました。07年はそれをもっと広げていきたいと思います。例えば、運営委員会を見てみると、改選期に同時にみんなが代わっていく傾向がありますが、どなたでも新しい人も以前からいる人も一緒になった運営委員会でありたいなと思います。いろんな人が交わって・・・・。また、コープは商品が安全・安心というだけの理解の人が意外と多いと思います。それ以外のコープが活動している事を知る機会がある人はあまりに少ない。本当に生協とは何か、よく理解していただければ参加ももっと増えてくるように思います。例えば広報の力は非常に大きいので、良いことを継続していくことが必要だと思います。コープは他と違うわけですから、「コープの産直」にしても生産者との交流ができる等、他の産直とは明らかに違うわけです。その違いをもっと皆さんに知っていただきたいと思います。そこを継続して紹介してゆきたいと思います。
香川理事 同じコープかがわを愛する方々と一緒に、組合員活動をより多くの家族や友人の方と参加していただければと思います。06年好評だった企画はもちろんのこと、なかなか普段組合員活動に参加できない方にも参加しやすい企画で、日曜日の開催や仕事を終えられてからの時間帯での開催なども考えてやってみたいと思います。生協への期待は「一人は万人のために、万人は一人のために」という言葉がありますが、「組合員の声検討委員会」に集まるような意見や要望を大切にしていただいて、みんなで支えあうことのできる組織作りを目指して欲しいと思います。現在でも共同購入や共済で支えられているとは思いますが、これからの子育て世代、高齢者の方々にもやさしい生協であって欲しく思います。共同購入や店舗でもそういう世代の方に必要な対応商品の開発・普及活動などと共に、小さな意見をくみ上げてそれを実現できるコープかがわを目指して欲しいと思います。
中西センター長 安全・安心な商品。そして組合員活動、社会貢献。これら全てが生協の魅力に集約されるだろうと思います。それを現場で広げていくのは現場職員、担当者です。現場職員のレベルアップが魅力あるコープづくりに繋がるんではないかと思います。そのためには職員に元気があること、これはまず一番です。その元気の源となるのは「夢」を持つ事。仕事を通して「夢」を実現していく事が主体的に取り組む意欲になっていくと思います。それと組合員の声は、かなりのレベルで集約され、それに対する論議もされていますけれど表面上の声じゃなくて、それの底流にある組合員の「想い」を汲み取る事が出来る感受性の豊かな職員を目指したいと思います。
更なる発展を目指して     
馬越理事長 06年度の振り返りと、07年度の抱負を聞かせていただきました。事業は継続性があり、これだけ活発になった組合員活動を、非常に大事に考えるべきだろうと思います。事業的に最も影響を受けるのは少子高齢化。本当に人口が減り始める中で、競合店がますます増えてくる。相反する中で、生協をどう発展させるのかという難しいテーマに直面している。先ほどありました「組合員の力」それは最大の力ではないか。志度店でのサポーター会ができたことを店長が大変感謝していました。99年の組合員活動検討委員会で論議をして、共同購入だけで組合員活動をやっていたのを店舗の組合員活動に広げてきた。これには時間もかかります。しかしそこが「コープの魅力づくりのために避けて通れないところではないのか。そうでなければスーパーマーケットと変わらなくなってしまう。生協を作った賀川豊彦は「ゆりかごから墓場まで」と言った。少子高齢化の中、とにかく暮らしの中でこまったことがあれば、生協に頼めば何とかしてくれるんじゃないかという、「想いを言葉に 言葉を形に」これが我々の理念でもあるわけです。魅力あるコープづくりのために07年度は元気アップ計画の中間年となる。05年度は外科的手術をしましたけれど、魅力あるコープづくりのためにはもう一回積極的な投資が必要な07年度ではないか。07年度をどうするかというのは、これから論議が始まりますが、財政的には投資に充分可能な体質を持っていますので、魅力ある店舗のために積極的な投資も必要と考えています。現在、生協法の改正が論議されています。1948年、約六十年前に制定された生協法を今日時点の状況を踏まえて改正をしようということです。生協法の改正は、生協運動にとっては大転換期になると思います。県域の問題、福祉事業の法整備の問題、理事の役割と権限の問題、共済の法的位置付けの問題など、生協法の全体が大転換期に入ると思いますが、そのことを踏まえて我々は将来に渡って発展できるような「元気アップ計画」にしていかなくてはならないと考えています。
司会 40周年を迎えて改めて感じたことは、生協の原点。コープかがわの理念でもある「想いを言葉に 言葉を形に」組合員さんから想いを集めてそれを実現するために、組合員さんと職員が一緒になって、どうやればできるのか、考えて、一緒に実現していく。そのことをどう生協
全体に広げていくのか、特に店舗活動にどう結びつけていくのか。ここが07年の大きな課題であるろうと思います。是非魅力あるコープづくりのために皆さんのご協力をお願い致します。本日はありがとうございました。

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(るんるんクッキング) (レシピ)

今回のレシピは、カキのカレーシチュー、肉団子と白菜のスープ、水菜とスモークサーモンのサラダ、かぶのあちゃら漬けです。



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